ブルガリアのローズ②

ブルガリアの香料バラは、ダマスクローズ以外にアルバローズと言う白いバラがあります。オフホワイトの可憐な花びらと上品な香りが、ピンクのダマスクとは違った大人の雰囲気。

この日はブルガリアのミルコボ地方にある、オーガニックローズで有名なECOMAAT社を訪れました🌹
日本でもオンラインなどで、オーガニックローズのスキンケアやラヴィアンローズと言う飲むローズウォーターも販売されています。

蒸留工場から車で数分の山の中腹にアルバローズの畑が広がります。
雨が降ったり止んだり…時間も夕方近かったので、花はほとんど閉じでしまっていましたが、2m~3mほどある枝木から仄かに香るアルバローズの瑞々しい香りが神秘的な空気を醸し出していました。

白バラの祖先で今は失われた「ロサ・アルバ」に一番近い「アルバ・セミプレナ」という品種

アルバローズは15世紀に描かれた有名な「ヴィーナス誕生」に描かれているバラと言われています。

アルバローズの八重咲の花びらはとても繊細で儚く、花から採れるオイルやウォーターの量も少ないため、価格はダマスクローズより高値で取引されているそうです。

朝摘んだ蒸留待ちのアルバローズ。花びらが繊細でどうしても傷みが早いです。

摘んだ花弁は近代的なステンレスの蒸留器で水蒸気蒸留。こちらの工場ではダマスクローズの蒸留も行っていますが、ダマスクに比べてアルバローズの蒸留器は少なく、希少性がうかがえました。

蒸した花弁から立ち上る水蒸気を集めて冷却機に送るところ。蒸留工場いっぱいに広がるアルバローズの香りにうっとりしました。

ECOMAAT社の敷地内にもアルバローズが植えられていました。
テクノロジストであるMrs.Nikolovaの忘れられない一言があります。
「ローズは女性の一番の親友。」
いつも側にいて、悲しみやストレスを癒し、幸福感をくれる。深い部分から女性性を引き出す力がある。本当にそうだなと思いました。
そしてこんなに距離が離れていても、バラを愛する気持ちが繋がっているのが嬉しかったです。
穏やかで気品のあるアルバローズと彼女にまた会いに行きたいです。

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